ここでは細胞の分子ネットワークを数理モデリングしシミュレーションする手法やそこから得られるものについて書いてみていたいと思います*1。
そう思っている研究者にぜひ読んでいただきたい、John Tyson氏の解説論文*2があります。細胞内ネットワークが数理モデル(微分方程式)を用いてどのように記述されるのか、またそのネットワークがどのような挙動を示すのかということを理解するのに非常に良いテキストです。
しかし専門でない人にとっては、専門用語の含まれる英語の論文で内容を理解することは難しいでしょう。またこの論文には具体的にどのような手続きでシミューレーションを行うことができるのかということが書かれていません。そこでこのページでは冒頭の疑問を多少なりとも解消していただくことを目的として、以下の3つのコンテンツを作ってみました。
「ブーリアンネットワーク」という、on/off、if-thenの形で蛋白質の活性とその制御関係をつなげた、ブーリアンネットワークモデルについて解説しようとしているものです(今あるのは図だけです)。
常微分方程式(ODE)で細胞の分子ネットワークモデルはどのように記載されるのかを解説しています。具体的なシミュレーションの仕方ではなく、モデルの構成の仕方についての解説です。
システムバイオロジーのページへ