PLoS Computational Biologyというジャーナルに、「Ten Simple Rules」というコーナー(?)があります。これ、なかなか優れものなので、暇を見て翻訳します。ちなみに各ルールについてはタイトルのみを翻訳しているので詳細は原典を見てください。
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グラントを獲得するための10の簡単なルール 「成功するグラント申請のための10の簡単なルール」という論説は皆さんの興味をひいたようで、たくさんの方に読んでいただき、たくさんの同意意見を頂いている。あの論説は論文執筆の早い段階にある学生に向けてのものであった。そこで私たちは、次のキャリアー段階の科学者ー若い研究室主催者ーの手助けとなりたいと考えた。私たちの長年にわたるグラント(研究補助金)申請の成功あるいは失敗経験に基づいて、グラントを獲得するための10の簡単なルールをまとめた。私たちのグラント獲得の為の努力は米国政府の資金援助機関を主な対象としているが、このルールは一般的で、資金援助団体や国境を越えて一般的に通用するものであると信じている。
現在、USでは実際に資金援助されたものは申請の10%以下である。今日、以前にも増してグラント申請の書き方についての手助けが必要であろう。このルールが、あなたの研究がゴールにたどり着くのに役立てば幸いである。
良い口頭発表を行うための10の簡単なルール 「10の簡単なルール」シリーズの続きとして、ここではどうすれば良い口頭発表を行うことが出来るかを考えます。このルールは様々な研究領域にわたって幅広く適応できますが、これらは特にこの雑誌の読者の視点から大変重要なものです。あなたのアイデアや研究結果をはっきりと論理的に相手に伝える事は、科学活動で成功するための重要な要素です。口頭発表は、あなたの仕事を広く宣伝し、書式ではあまり注目を引かないかもしれない仕事を目立たせます。
良いポスター発表の為の10の簡単なルール ポスターは、あなたのサイエンスを伝えるための鍵であり、科学で成功する為の重要な要素です。ポスターは同じくすばらしいサイエンスを伝えていても、口頭発表や論文発表とは違う媒体ですから、それそうおうの扱い方が必要となります。ポスターは、研究者仲間をあなたの仕事についての会話に引き寄せることを目指した、あなたの仕事のスナップ写真であり、もしあなたがポスターの前にいなくても、見る人を刺激してもう少し中身が知りたいと思わせるような研究のまとめであるべきです。生涯にわたる共同研究の多くは、ポスター掲示板の前で始まって来ました。ここでは、時間のかかるポスターの準備への見返りを最大限にし、効果の高いポスター発表を行うための10の簡単な決まり事を紹介します。
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