*リダンダンシ−とロバストネス [#he6da126]

あるシステムのロバストネスの原理として、最もありそうな機構にリダンダンシー(重複性)がある。例えば、飛行機のエンジンのように複数の、同じ機能を持つ要素をシステムに持たせることで、その1つが壊れても全体としての機能が維持できるようにしておくことである。バックアップともいえる。

このリダンダンシーが、進化によってできた生命のシステムに、ロバストネスを高めるための原理として組み込まれているのかどうかについては、未だに議論の的となっている。大勢は、環境への適応のために作り上げられたシステムがたまたまリダンダンシーを持っているだけであるという考え方である。

例えば、飛行機のエンジンだって、複数あるのはバックアップのためではなく、その方が通常の条件で安定した飛行が可能であるからである。確かに1つが壊れても飛べるが、それは安定な飛行を補償しない。



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