*Nature タイトルの日本語訳に見る「robustness」の変遷 [#j5b2fc5e]
"Robustness" が Nature によってどのように翻訳されてきたかの変遷を見てみましょう。
**定まっていない時期(2003年ごろまで) [#adc9c086]
-&ref_paper(8538761);~
Pubmedサーチで引っかかる最も古いrobustnessがタイトルの論文。タイトルの日本語訳はありません。
-&ref_paper(9202124);~
Leiblerらが、細胞システムのロバストネスをはじめて議論した論文。ただしタイトルに日本語訳はありません。
-&ref_paper(9923680);~
「細菌の走化性に見るタンパク質連絡網の''強靭性'' 」
-&ref_paper(10458160);~
「デジタル生命体のゲノムの複雑性、''強さ''、遺伝子の相互作用」
-&ref_paper(12239569);~
「ショウジョウバエ胚のパターン形成におけるBMPモルフォゲン勾配の''強い安定性''」
**「頑健性」という言葉が出てくる時期(2003年から2004年あたり) [#laff211f]
-&ref_paper(12511954);~
「完全欠失変異に対する遺伝的''頑健性''に果たす重複遺伝子の役割」
-&ref_paper(14614483);~
北野氏の論文ですが、レビューなのでタイトルの日本語訳がありません。
***2003年から2005年あたりを、アブストラクトも含めてみてみます。 [#k889938f]
-&ref_paper(14961120);~
-&ref_paper(15042093);~
-&ref_paper(15190252);~
これらの論文では「''頑健性''」「''頑健さ''」などと訳されています。
**「ロバストネス」へ(2005年から現在) [#p2d7b815]
-&ref_paper(16306993);~
この論文では「''ロバストネス''」となっています。2005年あたりが境目という事でしょうか...どうでもいい話ですが。
-&ref_paper(16511495);~
「人工の遺伝子ネットワークにおいて有性生殖は''ロバストネス''と負のエピスタシスを強化するような選択を行う」
-&ref_paper(17122770);~
「''ロバストネス''-エピスタシスの関係がランダムドリフトするタンパク質の適応度地形を決める」
RIGHT:&lastmod();