岡山大学 大学院 環境生命自然科学研究科 地球環境生命科学学位プログラム 農芸化学コース / 農学部 農芸化学コース
“細胞レベルのシステム生物学を農芸化学の視点で追究する”
本研究室では、酵母を対象とし、過剰発現という摂動を使い、細胞というシステムの設計原理を理解したいと考えています。
具体的には、「過剰発現すると害をなすタンパク質はどんなものなのか? 」、「過剰発現すると害をなすタンパク質は細胞にどんな悪さをするのか?」 、「過剰発現すると増殖に有利に働くタンパク質とは?」、を調べることから細胞システムの成り立ちを考えるテーマが進行中です。
本ページでは、研究室のメンバーや研究テーマ、研究室の備品などを紹介しています。本研究室での研究に興味がある方は、酵母を使った研究やシステムバイオロジーに興味がある方、気軽にご連絡ください。
研究室ニュース
2024.12.12 特任助教の小野が主催で、12月21日(土)に第一回〝自然ビール酵母”研究会を開催します。参加登録等の詳細はこちらのページから。
2024.11.30 元さきがけ「生命システムの動作原理と基盤技術」領域・終了後ワークショップ(懇話会2024)を岡山コンベンションセンターで行いました(守屋は幹事をしました)。
2024.11.29 第47回 日本分子生物学会でシンポジウム「システム生物学大反省会」を行いました(守屋は東大の姫岡さんとオーガナイザーをしました)。
2024.11.11 第41回YEAST WORKSHOP@鹿児島に参加、村瀬君が優秀発表賞、を受賞しました(樋口さんは「飲み過ぎたで賞」をいただきました)。
2024.11 出芽酵母で最強プロモーターを開発した論文がFEMS yeast researchに掲載されました。
2024.9.11 難波君が第57回酵母遺伝学フォーラムでFly High Awardを受賞しました。
2024.8. 究極的に無害なタンパク質を探し、それが大量発現した際に生じる酵母細胞への影響を調査した論文がeLife誌のreviewed preprintとして掲載されました。
2024.6. GFPを3つ連結させたタンパク質(3xGFP)の過剰発現により酵母細胞内で形成される巨大凝集体の性質を調査した論文が Journal of Cell Scienceに掲載されました。
2024.4.19 こうぼ博士の毎日研究! – LINE スタンプ (阿部さん作)、リリースです。
2024.3.25 藤田さん、橋本さん、樋口さんが卒業、おめでとうございます(3人とも進学なので研究室に残ります)。
2024.3.24 広島大学の船戸先生との共同研究がFEBS Lettersに掲載されました。守屋が小胞輸送のモデリングでお手伝いさせていいただきました。
2024.2.6 「過剰発現プロファイリングADOPT法を用いたS.cerevisiaeのワイン醸造用ブドウ果汁への適応性評価」を岡山大学農学部学術報告(農学部学術報告 113巻)に発表しました。
2024.1.22 Université LavalのChristian Landry先生にお越し頂き、セミナー「Non-adaptive gene duplication contributes to the organization of cellular networks」を行って頂きました。
2024. 1.4 ハイデルベルグ大学に留学中の石川浩史さんが来訪、セミナーを行って頂きました。
2024.1 守屋がバイオサイエンスとインダストリー誌の2024年1月号に「遺伝子過剰発現プロファイリングによる酵母の増殖制限因子の探索」という解説記事を書きました。
2023. 12.4 東北大学の牧野能士先生にお越し頂き、セミナー「低温環境に適応した侵略種アメリカザリガニのパラロガスゲノミクス」を行って頂きました。
2023.11.10 樋口さんが第40回YEAST WORKSHOPで優秀発表賞しました。
2023.11.1 小野麦酒の試飲会を行いました。
2023.9.9-10 公開講座「酵母の魅力にふれよう」を行いました。
2023.7.24. 本学薬学系の須藤先生との共同研究の論文がBBRCに掲載されました。修士の時に守屋研究室で実験をした小野君が筆頭著者です。
2023.6.23. 清水さん(静岡大学・木村先生研究室・M2)が酵母を用いたプラスミド構築のために一週間滞在されました。
2023.4.28 過剰発現が適応的となる酵母遺伝子の組織的解析「Overexpression profiling」の論文がPLOS Genetics誌に掲載されました。
2023.4.28 守屋が長瀬研究振興賞を受賞しました。
2023.4.18. 岸さん(千葉大学・松浦研究室・M2)が酵母を用いたプラスミド構築のために一週間滞在されました。
2023.4.3 細胞システム化学研究室発足式
2023.4.1 研究室が農学部に移動し、前田先生と「細胞システム化学」ユニット・教育研究分野を共同運営します。
2023.3.24 佐伯君、難波君、山本さん、喜多村君、阿部さん、宮崎君が卒業、おめでとうございます。
2023.3.16 難波君が仁科賞を受賞しました。
2023.1 守屋が遺伝子医学誌に「酵母とシステムバイオロジー:遺伝子発現量を正確に予測するAIを例として」を書きました。