うしぃ岡山へようこそ(後編)
開催まであと25日。前回は岡山の土地柄・方言・お笑いから「うしぃ(薄い)岡山」を紹介しました。今回は食と観光です。
岡山のグルメ、これといったものはない
ここまで見てきたように、やっぱり岡山にはこれと言った特徴がありません。グルメだってご多分に漏れずです。魚介なら、下津井のタコ、日生の牡蠣(シーズンは冬)、サワラのたたき、メバル(カサゴ)の煮付け、黄ニラなんかがあります。そういうものが食べたかったら、岡山駅西口の居酒屋だんだん畑、Ryoutei、東口のあかりなど、岡大教員がよく使う居酒屋で、岡山の地酒もあります。もっと本気で岡山の郷土料理を食べたければ西口側の福寿司、庶民的にワイワイやる居酒屋としては東口の鳥好も時々行きます。
B級グルメ(これももう死語のような気がしますが)としては、デミカツ丼やえびめし、ホルモンうどんがあります。無理して食べなくても良いでしょう。
日本三大まんじゅうというのを最近はじめて知りました。大手まんぢゅうはその1つらしい。これは自信を持ってお勧めできます。あんこが嫌いな人でもおいしく食べられるでしょう。コーヒーブレークに皆さんに食べて頂こうと思います。岡山は桃太郎伝説の地でもあります。だから当然、きびだんごなのですが、これはまあ、企画もの話題性ですね。
日本酒。三年前に研究報告会をやった新潟みたいな酒所じゃないんだから、期待はしないでください。でも、岡山には個性的な地酒がけっこうあります。情報交換会では岡山の地酒を頑張ってそろえています。杜氏の方にも来て頂きます。これは別のエントリーで解説します、お楽しみに。
岡山ラーメンも、うしぃぞ
ラーメン。いわゆる「岡山ラーメン」と言われるものがあり、鶏ガラ醤油味のあっさりスープ、昭和の「中華そば」という感じ。つまり、ラーメンも基本は「うしぃ」です。ただ、私は年齢のせいなのかこの岡山ラーメンが結構好きです。西口奉還町の富士屋、その対面の浅月、東口のあまいからい。フォーラムにまともに出ていたら決して食べられない昼にしかやっていない名店、天神そば。
岡山ラーメンではない、「XXX系」みたいなラーメンも当然いろいろあります。私がとんこつラーメンを食べたくなったらにこいちに行きます。二郎系として有名なのはラーメンきずな。西口奉還町にありますが、なんと8月に岡山大学前の通りにオープンするらしいです。行列が予想されますのでセッションの合間に行くのは難しいかもしれません。セッションをサボって行くしかないかな。
観光、できなくはない
岡山市中心で観光を考えているなら後楽園と岡山城。鉄道で少し足を伸ばすなら、倉敷美観地区(歴史とアートが薫る美しい白壁の町並み)、児島ジーンズストリート(国産デニム発祥の地)、伊部の備前焼き(日本六古窯)などがお勧め。ただ、9月の初旬はまだ猛暑の盛りなんじゃないかな、歩き回るのはどうなのかなぁ・・・という感じではあります。
だけどフルーツは、マジやばい
そんな、うしぃ岡山において1つだけ「うしぃ」とは言えないものがあります。それがフルーツの味です。特に、白桃とぶどう。岡山のフルーツ推しを受けて、岡山大学の生協のカフェテリアには、ピーチ、マスカット、ピオーネという名前がついています。今回の情報交換会は、ピーチカフェテリアで行います。
ぶどうは、シャインマスカットやマスカットオブアレキサンドリアもお勧めですが、なんといってもニューピオーネです。種なしで皮離れも良く、口に含んだらプツッと出てくる果実から広がる口いっぱいの甘み。
これらのフルーツはそれなりの値段なので、「岡山に住みょーてもそんなに食べりょーりゃーせまーが」、と思うかもしれません。ところが、岡山に住んでると知り合いがくれるんですよ。特に白桃はちょっとでも傷んだら売り物にならないので、「アウトレット品」がいろんなルートで家に来ます。子どもの同級生から、妻の職場の同僚から、今日も頂いた白桃を食べました(今年5回目)。「こんなうまいフルーツがあって良いのか」、というほどうまいです。フォーラムの9月初旬はちょうどフルーツの時期ですので、是非食べてみてください(情報交換会のデザートで出してもらえるかもしれません)。
うしぃ岡山、ちょうどいい
そんなわけで、「なにもない岡山」を紹介しました。
この他にも、お城、温泉、大山、蒜山高原、洞窟、オオサンショウウオ生息地、アユモドキ生息地もあるし、辰吉丈一郎(私の同級生)、高橋由伸、桑木志帆をはじめとするスポーツ選手、仁科芳雄や森和俊先生などの科学者、犬養毅や小野田紀美などの政治家、大原孫三郎や石川康晴などの実業家など、挙げようと思えばいくらでも名前が出てきます。ファジアーノ岡山もJ1で頑張ってる。フォーラム中の9月2日には千葉と、直後の6日には因縁の広島と対戦します。
でも、どれも「岡山といえばこれ!」と全国に強烈に主張するほどではない。そこが岡山らしいのでしょう。食べ物も、観光も、人も、なんとなく「うしぃ」。でも、何もないわけではない。探せばちゃんとあるし、住んでみるとなかなか悪くない。私自身も最近は、「うしぃ岡山、ちょうどいい」と思うようになってきました。

船戸先生も皆さんも、そんな感じで岡山に来て、岡山を楽しんでもらえればと思います。
