プログラム編成に遊びの余地はない
開催まであと20日。抜かるなよ俺。
酵母フォーラム、発表時間が短くなってきた
さて、今回は酵母遺伝学フォーラム(以下、酵母フォーラム)のプログラム編成について考えてみたいと思います。これも運営側になってみないとあまり気にしないことかもしれません。実際、私が気になっていたことは、1)いつも私の発表がカテゴリーの違うセッションに割り当てられていたこと、2)最近の学生発表の時間がどんどん短くなっていたことでした。
1に関しては、まあ私たちがどこのカテゴリーにもあてはめにくい変なことをやっているからしょうがないし、聴衆はカテゴリーはあまり気にしていないはずだから、それはそれでしょうがないと思ってました。2はちょっと問題。発表が短くなると伝える内容が少なくなるので、特に賞が絡むとなると評価がブレる可能性があります。ただ、これらはプログラム編成に制約がある酵母フォーラムではある程度しょうがないことだと言えます。
私が知る酵母フォーラムは、「3日間。口頭発表は1つの会場で。」という感じで続いてきました。2015年の第48回から学生発表賞の口頭発表セッションができたのもあり、全体の演題数も着実に増えていて、それが日程を圧迫しはじめています。
つまり、演題数の少なかった頃は、時間はあまり気にせず、演題のカテゴリーで自由にセッションを組んでいれば良かった。時間もロングトーク(10分+3分)とショートトーク(5分+3分)でよかった。けど演題数が増えて、カテゴリーだけで考えると長いセッション、短いセッションができてしまう。全員が発表しようとすると日程が長くなるという問題が生じてきます。日程は長くなってもいいんだけど、会場費がかかるし、みんな疲れちゃう。
「誰かが遠慮する」でいいのか?
なので、プログラムを編成する方はかなり気を遣うことになります。2年前の第57回研究報告会@香川は演題数が跳ねてしまい、遂に「可能ならポスターに回ってほしい」というアナウンスが出て、また講演時間も短くなってしまいました(ロングトークが9分に)。この時、私も自分の発表を取り下げました。昨年の第58回研究報告会@千葉でもその問題は続いて、ロングトークが9分、学生発表は7分にまで短縮されました。
これによって、「なるべく学生に発表させてあげたいから研究室ボスは口頭発表を遠慮してほしい、1つの研究室から沢山口頭発表は出さないようにしてほしい」という風潮ができてしまいました。今年の演題登録の時にもそのニュアンスは残っていて、「ポスター発表に回っても良い」ボタンがありましたし、「トークを短くしてもらってもOK」とコメントされていた方もいました。
今年は「みんな発表したい形式で発表する」
この傾向は正直私は嫌でした。「みんな発表したい形式で発表する」のが酵母フォーラムの良さなんじゃないかと。同じ参加費払ってんだから、お願いされて、誰かに発表を譲るというのも違う。それならいっそ、事前審査をやって発表者を絞るということもあるでしょう(海外の学会では普通に口頭発表が審査されて絞られます)。ただ、「じゃあその審査だれがどういう基準でやるの」ということになってきます。
なので、今回は「みんな発表したい形式で発表」を目指しました。そのために日程を長くしました。初日の午前から3日目の午後まであります。それでも時間は足りません。本当は、「Zoomでつなぐ海外ポスドクセッション」みたいな新しいセッションを考えていましたが、時間がとれませんでした。「特別講演」も削りました。情報交換会の会場をすぐ近くにして移動時間を減らしました。その結果、口頭発表はもとの10分に戻し、学生発表も9分まで伸ばすことができました。
なので、日程は「ぎっちぎち」です。酵母づくしの三日間、遊びの余地はありません。それが酵母フォーラム。覚悟して来て下さい。
結局、いちばん大変なのは運営なのかもしれない
そういう日程だからみんな大変ですよ、と思っていたのですが、実は、皆さんが全部のセッションに真面目に出るとは限らないんですよね。自分や知り合いの発表、自分の研究に関わる発表じゃなきゃ、サボって岡山観光したりうまいもの食べに行くのかもしれない。いや、ちゃんとした理由(仕事など)で全日程来れないって人もいるし、情報交換会に参加しておけばいろいろな「情報を交換」できるからそれだけでも価値あるって人もいるでしょう。そう、ぎっちぎちの日程で3日間やるので大変なのは、結局運営だけだということかも知れませんね。
よし、頑張るぞ!
発表カテゴリーの編成について
ここで終わろうと思ってましたが、プログラム編成の話でもう一つ忘れていたので書きます。それはどういう演題を集めてセッションを作るか、ということです。昨年からと聞いていますが、演題登録の時に皆さんに希望発表セッションを伺ったと思います。プログラムを見たとき、希望したセッションに入っていましたか? それとも違うセッションでしたか?
実は、演題登録システムを管理している業者がやらかしてくれまして、演題登録を閉めたとき、データベースのエラーかなんかでこの情報がほとんど失われてしまっていました。なので今回は、そういう情報は一切なしで、タイトルの情報だけを使ってセッションを分けました。大変だったかというと、まあ、そうでもなく、発表時間の割り振りも、まあ、そうでもなく・・・でした。
希望発表日があった人もいて、それはセッション間で発表を入れかえるしかないわけで、そんな感じのプログラムになっています。実際、酵母フォーラムはどの発表聞いても酵母の発表なんだし、発表内容よりも発表している人物の方が大事だったりするし、みんな全部の発表を聞く(前提な)ので、カテゴリーなんてシャッフルしても良いんじゃないかと思ったりもします。さっき書いたように、私なんかはそもそも「ノンジャンル」だし。
要旨の投稿方法は絶対フォームにすべき
最後に愚痴、かな。プログラム編成というか要旨集作成で一番大変だったのは、フォーマットの不統一と皆さんの細かいミスでした。後者は放っておけば良いのかもしれないけど、要旨集の草稿を見てもらうと必ず指摘されるので、結局こちらで直すことになる。やり出すと止まらない。所属の表記が違ったり、名前の漢字が間違っていたり、記号、句読点、カッコが違ったり、改行がズレてたり・・・。「こういうのを直すのも世話人の仕事なんかい!」とちょっと気が狂いそうになりました。昔は論文投稿でMS wordで文章作ってたときこういうの一生懸命やってたけど、今は雑誌側がやってくれるからあまり気にしてなかったんだけど、まさか自分が全部細かく見ることになるとは・・・。
これは、MS wordのひな型に書き込んで送る今の投稿方法が悪いです。こんなのは投稿フォームにすべき。今の酵母フォーラムの投稿システムが昔のやり方をそのままデジタル化してるからで、かつ毎年、世話人が変わるので、この「しんどさ」が引き継がれない。「大変だったけど、終わったし、来年の世話人よろしくね」となってしまう。ここは是非改善してほしいです。そのことによって、「伝統的な」要旨集の作りが変わるかもしれませんが、そこは皆さん受け入れましょう。
最後にお願い
ところで、プログラム編成に関係して2つほどご連絡&お願いがあります。
1.ポスターは2日目の発表終了後にすぐに撤去をお願いします。これは会場費削減のためで、2日目のポスターセッション後に会場をクローズしなければならないためです。プログラム編成の都合でセッション後の休憩時間が10分しかありません。皆さんのご協力をお願いします。
2.昼食の時間は1時間程度ありますが、毎日時間がずれています。初日はポスターセッションが19時30分まであります。途中お腹が減るかもしれないので、間食をお持ちいただいた方が良いかもしれません。近くにコンビニがあるのでそこで買うこともできます。間食は用意する予定ですが人数分は難しいと思われます。
