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2013-02-232017-08-09

酵母で死ぬほどGFPを発現してみました(その2)。

以前の本ブログのエントリー「酵母で死ぬほどGFPを発現しました。」の続きです。以前のエントリーでは、酵母で「死ぬほど大量に」(実はあれ以上発現すると本当に酵母が死んでしまいます)クラゲの緑色蛍光蛋白質(GFP)を発現すると、酵母が作るコロニーが肉眼でも蛍光緑になることをご紹介しました。

それでは酵母の中ではどれくらいGFPが溜まっているのでしょうか?

以下の図は、左から、分子量マーカー、空のベクターをもつコントロール細胞、件のGFP死ぬほど発現プラスミドをもつ細胞の全タンパク質を電気泳動して、CBBにより染色した像です。

130222_GFP010

下から4本目のマーカーの上あたりにボッコリと見えるのがGFP。すげえ発現しています。明らかに酵母の中で一番多いタンパク質。何%くらい溜まっているんでしょうか。

しかもこの泳動されたGFPは、ゲルに閉じ込められた状態でも光ります。

実は私、酵母がこんなに1つの(しかも異種の)タンパク質を作れるとは思っていませんでした。その道の専門家には常識なのかもしれませんが、やってみないと分からないことってあるもんなんですね。

しかし、こんなに大量に異種のタンパク質を作るなんて・・・酵母よ、そんなことでいいのか!?(って、死ぬほど作らせようとしたのは私なのですが・・・。)

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