酵母(S. cerevisiae)で、最も強力なプロモータの1つを使い、多コピーにしてGFPを発現してみました。すると、コロニーがとってもきれいな蛍光みどりに。幻想的です。
緑色になった酵母のコロニー。ほぼ実寸大、肉眼でもこの色に見えます(ブルーライトをあてるとビッカビカに光ります)。
—
2013.2.23. このエントリーについてたくさんの反響をいただいています。主にこのプラスミドを使いたいというご依頼です。プラスミドは無償で差し上げていますので、御遠慮なくお問い合わせください。ただ利用用途を明らかにして頂けるとうれしいです。なお、このプラスミドに関する情報は、以下の論文を参照してください。
なお、このエントリーの最初のタイトルは「酵母で思いっきりGFPを発現してみました。」でしたが、後の研究でこの酵母は「死ぬほど」GFPを発現していることが分かった(以下の論文)のでエントリーの名前を変えました。
Makanae K, Kintaka R, Makino T, Kitano H, Moriya H. Genome Res. 2013;23(2):300-11. doi: 10.1101/gr.146662.112. PMID: 23275495
2017.11.13. ちなみにmScarlet(mRFPの一種)を同じ系で発現させるとピンキーなコロニーができます。
Pingback: 酵母で死ぬほどGFPを発現してみました(その2)。 | 酵母とシステムバイオロジー
Pingback: 大腸菌で思いっきりGFPを発現してみた | 酵母とシステムバイオロジー