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2024-04-162024-04-16

イエローチップの(驚くべき)使い方:番外編

このブログでは、微生物実験でのイエローチップの使い方についていくつか紹介し、それなりの反響(反感?)を頂いてきました。今回のエントリーでは、訪問先で見せてもらった、さらなる驚くべき使い方について紹介します。

はじまりは、この自作ミニガスバーナー(極細バーナー)です。

極細バーナー( I さん自作)

ロウソクの炎のようなこのかわいい炎、なんに使うんでしょうか?

・・・次に取り出されたのは、そう、イエローチップです。イエローチップが炎で炙られます。

炙られるイエローチップ

柔らかくなったら、一気に引っ張ります。

延ばされるイエローチップ

延ばした後は、冷まします。

冷まされるチップ

そして、できあがったのは、細長いチューブです。

延ばされたイエローチップ

チップの真ん中と端をハサミで切って大きさを整えたら完成。注射器にさし、液体を細い空間(ガラス管など)に入れるときに使います。ガラス管でキャピラリーを作るのはわりと知られた作業だと思いますが、確かにチップでもできますね。

キャピラリーチップが完成

これを見せてもらったときには、私の研究室での使い道はないかなと思ったのですが、ありました。

ゲルローディングチップ(SDS-PAGEのゲルにサンプルをロードするときに使うチップ)、そのものじゃん!!

市販のゲルローディングチップ。売り物だけに、オシャレな形ではある。

私はローディングのとき普通のイエローチップを使うので必要ないのですが、几帳面な人(あるいは不器用な人?)はゲルローディングチップを使っていると思います。

間違いなくイエローチップの方がローディングチップより安いので、こうやって自作するのもいいかもしれません(不器用だとそもそも作れない可能性があるが。あと「極細バーナー」が必要だが・・・)。

というわけで、さらなるイエローチップの使い方紹介でした。この使い方を教えてくださった「 I さん」は、山口大学理学部教授の岩楯好昭さんです。この使い方は、業界ではよく知られているものだそうです。

岩楯さん、金属工作がお好きで、極細バーナーも自作されています。このブログのネタを提供してくださった岩楯さんに感謝します。

岩楯さんと愛機の旋盤(岩楯さんのお父さんの工場で使われていたものだそうです)
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